2021年5月半ばより、
フォイヤーシュタイン Instrumental Enrichment(IE)のBASICコースをスタート。
週末はオンラインでの講義・ワークショップに参加していま〜す(^^)
1950年代、かの有名なピアジェのもとで臨床心理学を学び、その後発達心理学の博士号も取得したルーベル・フォイヤーシュタイン博士は、イスラエルで学習に困難を覚える子どもたちの指導に当たる中で、「年齢や抱える困難に関わらず、人は変容可能である」とする認知構造変容理論を提唱。
「小さい子どもであっても障がいがあっても、早くから能動的に介入することで変容は可能である。いま見えている特徴は、生まれつきの「特性」ではなく「状態」であり、知性は変容可能である。」(IE BASICⅠ資料より抜粋)
このアプローチは、言語習得には臨界期があるなどとする従来の常識を覆すものでした。
今でこそ、脳には未知の可能性があり その構造は開放的で新しい構造を創ることも可能であるということが科学的に証明されるようになりましたが、当時はまだまだ???だったはず。信念を持ち続け、多くのInstrument(教材)を編み出し、実際に人々の人生を大きく変容させたフォイヤーシュタイン博士。

いまでは博士の息子さんがイスラエルのフォイヤーシュタイン・インスティチュートを引きつぎ、日本でも熱意ある先生方がNPO法人フォイヤーシュタイン・トレーニング・センター・ジャパン (FTCJ)を開設しておられます。
https://feuersteinjapan.com/
私自身、まだまだ自分の認知機能には伸び代があると感じているので(まぁまぁおっちょこちょいなところあり……)、まずは自分がじっくり体験して変化を感じたいと思いますが(笑)!
徐々に自分の子どもたち、Ripplingこども英語クラスやHolistic Happiness Circleのレッスンやセッションにもフォイヤーシュタインのエッセンスを取り入れていこうと考えています。
英語レッスンのはじめに認知機能を高めるワークを入れることで、情報の取り込みがスムーズに行われ英語学習の効果も高められるのではないかな〜と。
テストの点数や特定の課題がこなせるか否かなど、学習の成果にのみ焦点が当てられがちですが、多くの子どもたちは情報を取り込むところでつまづいていることはあまり知られていません。

うっかりミスが多かったり衝動性の高い子どもさんにもフォイヤーシュタインの媒介学習は効果を発揮しますし、いわゆる健常児にとっても認知機能を高める上で有益なのだそう。
一般的な脳トレと大きく違うのは、学習者が教材をこなすことが目的なのではなく、
気づきや変容をもたらすための声かけや動機付けなど 媒介者の積極的な介入があり、教材で学んだこと(教訓)を学習者が人生全般において応用できるようにつなげていくところ。深いよね。
マニュアルがあるわけではないので、媒介者が学習者の情報収集プロセスやつまづきの状態を見極めて的確な声かけをするということが求められるフォイヤーシュタインの媒介学習体験。
私が英語レッスンで採用しているB.B.メソッドにも通じるところがあり、うちの教室との親和性もバッチリ!!と勝手にひとり盛り上がっております!

「子どもたちに、自己有効感・達成感を味わう機会を提供する。
ふりかえって自己観察し、深く考える力を養う。
積極的に学ぶ姿勢を育てる。
内から動機が湧いてくるように習慣づける。」(IE BASICⅠ資料より抜粋)
これらは、フォイヤーシュタイン媒介学習体験が二次目的とする6つの項目の中の4つ。
教室での学びが、その外側の世界でも生かされるように……
私もまだまだできることがあると感じています。
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【Spice up your life with love!】
米国代替医療協会認定ヘルスコーチ
IIN卒ホリスティックヘルスコーチ
英語講師
一般社団法人Rippling紫竹 代表
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橋爪 美味(Mimi Pepper)
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橋爪美味略歴
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