「私が本当に大切にしたいものは何なのか」
ここ数日、それを問われるような出来事が続いている。
「中学校英語で困らない子どもたちを育てたい」
その一心で6年前に始めた小学生対象の子ども英語教室。
「英語大好き!」
「自分にもやればできる!」
自信をつけて卒業していく生徒もいれば、
もっと手とり足とり中学校英語に慣れるまで
サポートが必要だったのではないかと思う生徒もいる。

やっぱり私の原点はここ。
学校英語や受験英語、普通に日本で生活していれば
子どもたちが通らなくてはならない道を
自分も一緒に歩むことから逃げてはいなかっただろうか。
この写真は最初で最後の担任をしたクラスのみんなと撮ったもの。
もう13年前だなんて信じられない!
中学を卒業後
高校へ進学したもののすぐに中退した子、十代で母親になった子、
20歳になる前にこの世を去りお葬式で親御さんに再会した子……。
子どもたちから、たくさんのことを教えてもらったと思う。
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英語は積み重ね教科だから、1年生2年生の内容をマスターしないまま3年生になると
本当にしんどいことになる。
授業を一度受けたからといって、内容を100パーセントものにできるわけではないし、完全に習得するまでに何度繰り返しが必要なのかは個人差もある。
もっとその子のペースに合わせて学習できるような寺子屋のような塾があればいいのにな……とよく考えていたことを思い出す。
教科書をベースに、基本をしっかり押さえながら実技科目としての英語のおもしろさも体験してもらえるような
そんな新たな中学生クラスの構想を膨らませているところ。
今夜も中学生クラスがあるので、生徒たちにも相談してみよう。
今までは公に中学生クラスは作っておらず、小学生のときから習いに来ていて
そのままのレッスンのかんじで続けたいと言ってくれた子どもたちだけ受け入れていたのです。
だから学校の教科書もあまり使わなかった。
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このときの卒業生、どうしてるかな。
みんな幸せでいてくれたらうれしいな。