高校中退ですけど、なにか?ラジオ出演でカミングアウト!

KBS京都「森谷威夫のお世話になります!」 自己紹介&今日のお昼ごはんについてお話するというコーナー。 まずは京都生まれの京都育ち、生まれ育った紫竹学区で子育てをしているというところからお話がスタート。 そこからパーソナリティの森谷さんがうまくリードしてくださり、17歳から6年間単身ニュージーランドで過ごしたことについて触れました。 「どうしてまた留学しようと思われたのですか?」 これは、よく質問されます。 「幼い頃から英語に興味があって」 「いつか留学したいと思っていて」 と答えることが多く、実際にそれも間違いではないのですが 本当のことを言うと、「やむをえず」留学したというのが正直なところ。 単位がね、切れたのです。高校の。 忘れもしない府立高校2年生の冬、もうあと少しで進級という時期。土曜朝の書道の授業に遅刻……遅刻3回で欠席1回のカウントになるので、一年の間に何回までは休んでも良いという上限を、その遅刻で超えてしまったのです。 選択肢はふたつ。 留年するか、先生に泣きついて見逃してもらうか。同じクラスの友達たちは教室のストーブの周りに集まって号泣してくれて、 「あんた、どうするんやな。先生に謝ってなんとかお願いしておいで。それで見逃してもらった人いるらしいで」と助言をくれます。 でも私にとっては、そこまでして見逃してもらおうとは思わない。そもそも、先生の話を聞かずに生徒ほぼ全員が予備校の宿題をしているような学校の授業を受ける意味が見いだせなくて、授業サボっては映画を観に行ったり、学校のある時間帯にバイトしたり(今やったらこのバイト先えらいことになってるはず…当時はそういうのもアリでした)、大学生の友達と夜遊びしては朝寝坊しているのに、「このまま高校へ通ってなんの意味があるんだろう」という素朴な疑問に対する答えが、自分の中でうまくみつからないままでした。 高校2年生の春までは陸上部に所属し、毎朝5時からの朝刊配達アルバイトが終わってから学校の授業が始まるまでの間、一人グラウンドで朝の自主練をするような熱血少女だったのですが、いろいろあって先輩と同じ時期に部活をやめてからは、バイト中心の生活になり……単位が切れるような事態に。 普通の子どもだったら留年確定で絶望するかもしれないところ、私は吹っ切れてスッキリしたのを覚えています。 「そうや、どうせやったら海外の学校に留学したい。」 高校受験のときに一度は夢見た海外留学。当時は情報もあまりなく、結局そのまま公立高校を受験して日本の学校に進学したものの、心の奥底では留学の夢を抱き続けていたのでしょう。 親に頼み込んでOKをもらい、そこからは着々と留学準備をすすめました。といっても、とりあえず母の友人の文通相手がニュージーランドにいると聞いてその方に手紙を送り、しばらくホームスティさせてもらうということだけが決まった状態で単身ニュージーランドへ。 あちらへ着いてから、ホームスティ先のお家から最寄りの公立高校へ出向き、校長室で校長先生に直接入学をお願いするという無謀さでしたが、無事高校二年生に編入。 高校を卒業し、バーサリーという当時の大学センター試験のような全国テストを受験し、オークランド大学へ進学→卒業。 あのとき単位が切れていなかったら、留学なんて思い切ったことはしていなかったかもしれない。 いきなり現地の高校へ編入するというのも、留学カウンセラーや留学ビジネスに携わっている人に相談したら「ありえない」と一笑されていただろうな。 通常は、留学準備のための塾や語学学校に通ってから高校や大学に入るというのが一般的なルート。 「留学」という3つ目の選択肢を思いついたのは、我ながらあっぱれ。 その崖ぷち状態から、なんとか大学卒業までやりきった自分にも拍手。 そして、単位が切れたから留学したということを、公共の電波にのせて大きな声で言えた自分も成長したなと思う。 わざわざブログに書くほどのことではないのかもしれませんが、 「私、日本の高校中退してるんです」と言うと、「えっ!?!?」と驚かれることが多いので、まだまだそのあたりの偏見とかいろいろあるんだということを肌で感じるのです。 中退でも留年でもいいから、何度でもやり直しがきくような社会・教育制度になればいいなと切に願います。 「あかんやつは、どこ行ってもあかん」と言う人もいる。私は環境の要因も大きいのではないかと思う。 誰に対して書いているのかよくわからなくなってきたなぁ。……「あかん子」なんていない。 私にはよくわかるのです、学校の勉強についていけない子の気持ち。 友達がうまく作れずに、休み時間教室でひとり本を開く子の気持ち。 親に遠慮して、本心を伝えられない子の気持ち。 おとなの顔色ばかり伺って、物事の裏側ばかり読んでしまう子の気持ち。 自分の心と身体を大切にできない子の気持ち。 学歴が全てではないけれど、 「学校の勉強が苦手だった」 「英語なんて見るだけでゾッとした」 という方にこそ、おとなになってからぜひ英語に再チャレンジしてほしいなと考えています。 だって、学校英語=英語ではないから。 文字が読めなくても書けなくても「英語」は充分に楽しめる。 いくつになっても、「英語」が広げてくれる豊かな世界の素晴らしさ、面白さを味わうことはできるのです。 「英語」を克服することが、自信につながり、少しでも自己肯定感を高める助けになれば……そんな想いを込めて、Pepper英語教室おとな英語クラスを教えています。 小さな「できる」の成功体験を積み重ねて、自分にOKを出してあげられる自分になれたら素敵ですね。 次回記事では、ラジオ番組中に話をした「自分の子どもに英語を教えない理由」について書きます。このままでは言葉足らずで誤解を招いてしまうかもしれないと感じましたので。 【Spice up your life with English!】 英語のある人生はオモシロイ! 橋爪ひとみ Hitomi Pepper https://www.mimipepper.love/ 英語通訳・三兄弟の母・ 米国代替医療協会認定ホリスティックヘルスコーチ・ 「Pepper 英語教室」主宰 ***** 【橋爪ひとみ 主催イベント】   ・12/12(水) 英語お茶会実践編 10:00~12:00佳苗珈琲&Eri’s Vegan Sweets コラボ企画 ・12/28(金) あけぼのマルシェ   ・現在生徒募集中子ども英語クラス ]]>

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