府立高校時代も一年目は部活に燃え、自主的に朝練したりして充実していたものの、あれこれあって一年の終わりに退部してからは学校に行くのが面白くなくなった。授業なんて寝てる方がマシだったし、暇さえあれば友達と授業を抜けて映画館へ行き、夜はファミレスでバイト。朝はなぜか朝刊配達のバイト。
私は文系の進学クラスに所属していたのだけど、クラスメイトほとんどが近くの駿台予備校に通い、授業中に予備校の宿題をしたりしているありさま。ヤル気のない先生が教える授業は、正直しょ〜〜〜〜もない以外の何ものでもない。
で、バイト先の大学生とつるむほうが楽しくなった私は彼らの下宿に入り浸るようになり、朝帰り明けに学校へ行くものだから遅刻ばかりする。
そして高校二年修了を間近にひかえた冬、ついに単位が切れて留年が決定。今でも忘れられない土曜日の朝の光景。「あなた!どうするのよ!!」その日の朝の授業担当だった書道の先生が、留年確定を受けて悲壮な顔をして私をみつめる。
「あんた、どうするんやな!泣いてお願いして先生に大目に見てもらい!」目を真っ赤にして泣いて心配してくれる同級生たち。
でもね、私は涙一滴流さなかった。ホッと安堵したというのが本音かな。
頭ではわかっていた。高校は卒業したほうがよいということも先生に泣きついたら融通をきかせてもらえる可能性があるということも。
だけど私にとっては自分の貴重な時間を犠牲にして高校の卒業証書を手に入れるよりも、もっとワクワクして生きるほうが価値のあることのような気がしていた。少なくとも、退屈な授業を毎日淡々と受け続けるぐらいならば死んだほうがマシだというぐらい尖った感性の持ち主だったのだと思う(めっちゃややっこしい取扱要注意人物!次男が私そっくりなので末恐ろしい!)。
え〜〜っと、何がいいたかったのか忘れた…。現在酔っぱらい中!
そうそう。そして日本の府立高校留年が決定した状態で、私はニュージーランドへ飛んだのだった。ただそこに母の知りあいの知り合いがいるという理由だけで。
結果的に府立高校は退学し、現地に着いてから直談判しに行った高校へ編入することになり、水を得た魚のように勉強が面白くなった私はニュージーランドのオークランド大学へ進学。教育学と心理学専攻、社会学副専攻で卒業する。
日本へ帰国してから就職し、結婚を機に佛教大学通信学部へ編入、教員免許を取得。京都市教員採用試験に合格し晴れて公立学校教諭となる。
ところがまたここでも長いものに巻かれるのが嫌いな私は数々の矛盾に直面し退職。
誰もが恐れる有力な校長に盾突き、「先生がしておられることは教育者としておかしいと思います。それが本当に生徒のためになっていると思われるのですか?」と28歳にして言い放ったのは良い思い出だわ(笑)。もちろんそんなことをしてタダで済まされるわけはなく、痛ーいしっぺ返しをくらったのは苦い思い出。
公務員を辞めてからUSJの通訳になり、京都府立高校の非常勤講師や立命館大学の講師も経験した。府立高校中退の私が、有名私立大学の教壇に立ったというのは意味深いことなのではないだろうか。
そろそろ今日の主題へ。
実は私、9月に入学した通訳学校を退学することに決めました。先週の金曜日、見えない力に導かれるかのように気持ちが定まり、途中解約したい旨を電話で伝えたのです。
「一度はじめたことは最後までやりきるべきだ」
「人材派遣もしている会社系列の通訳学校だから、ここで半年我慢すれば今後通訳をするにあたって有利な経歴になる」
そんなことは嫌というほどわかっている。でも、自分の気持ちに嘘はつけなかった。
通訳学校出身じゃないのに通訳をしている。
それは、私にとってひとつのコンプレックスだった。でも入学してみてわかったのは、自分はもう3年間も通訳として経験を積み場数も踏んできたわけで、「通訳です」と名乗るに必要な実力も持ち合わせているということ。
足りなかったのは自信と自分を信じる心。
もう大丈夫。通訳学校に行かなくても私は自分で道を切り開くことができるはず。
今までもそうだったし、これからもそれは変わらない。
教科書通りの人生は似合わないから…自分で自分の人生を創造する。
私は道なき道をゆく。
Spice up your life with English!
「英語のある人生はオモシロイ!」
Mimi Pepper(橋爪ひとみ)
http://hitomi.pepper.jp/
日英通訳・三兄弟の母・
米国代替医療協会認定ホリスティックヘルスコーチ・
“Pepper English”主宰
**************************************
終わりよければ全て良し。
師走は笑顔で締めくくりたいところですね(^^)
偶数月28日開催、橋爪ひとみ主催「笑顔で年越し☆あけぼのマルシェ」もどうぞ宜しくお願い致します!
次回は12月28日(木)@京都あけぼの文化サロン
]]>